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2024/10/31 08:15

エチオピアの小規模生産農家


エチオピア イルガチェフェG-1 ディンキネシュ・ヒルバイェ ナチュラル

生産地:エチオピア ゲデオ ゲデブ
品種:クルメ
標高:2100m
精製方法:ナチュラル
フレーバー:ブルーベリー、プルーン、フローラル、チョコレート

ディンキネシュ・ヒルバイェさんは、南部諸民族州ゲデオ県ゲデブに暮らすコーヒー生産農家で、およそ5ヘクタールの森にコーヒーとエンセーテを栽培し、一族で暮らしています。(ニセバナナとも言われる実は付けないがバナナの木に似た植物で、デンプンとして食用に栽培されています)標高2000mの森林では、現地でKudume/Kurmeと呼ばれる小さな豆(チェリー)を呼称した原生品種を育てています。収穫は11月から1月にかけて行われますが、この土地では降雨や日照、気温などの微気候が異なるために、通常のエチオピアコーヒーに比べ収穫期が遅く、2月中まで続くこと少なくありません。しかし、ゆっくりと時間を掛けて成熟したチェリーは、より華やかで複雑な風味を生み出すと言います。そして丁寧に摘み取り選別した赤いチェリーを天日で乾燥させ、ナチュラルコーヒーに仕上げられます。
1999年からコーヒー生産を開始したディンキネシュ・ファミリーは、夫のアベラ・バントラさん、奥さんのディンキネシュさん、7人の子供たちの9人家族です。アベラ・バントラさんとその弟のシフェラウ・バントラさんが元々イルガチェフェを代表するコンガ農協で働いていた事から、より高い品質を目指したコーヒーを自分たちの手で輸出したいと、農協の委員の任期満了を機に、輸出ライセンスの取得に動きます。技術的なサポート不足によって、はじめはうまくいきませんでしたが、時間を掛けて妻のディンキネシュ・ヒルバイェさんが2020年に輸出許可を取得し、家族で新しい道を切り開いています。