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2024/02/27 11:50


グアテマラ コバン オーロラ農園 ゲイシャ ナチュラル

Guatemala Coban Aurora Geisha Natural

リッチで多彩なフルーツフレーバー!数量限定のゲイシャナチュラル


今月は定期便のSTANDARDコースに、ゲイシャをお届けしました。これだけでも150gあたりの販売価格7,五百円相当。今回のSTANDARDコースは赤字になってしまいました。笑

特徴としてはマスカットやベルガモットのようなフレーバーにナチュラルらしさがのったコーヒーで、ゲイシャ種特有の上品さが特徴です。


生産地コバン サンタクルスベラパス
精製ナチュラル
標高1,650m
品種ゲイシャ
クロップ年2023年9月入港
生産者50世帯 約300名の農家さん
乾燥天日乾燥
規格SHB
認証なし
栽培・農薬の使用シェードグロウン


加速するマイクロロット生産

生物にとっての楽園、いまだ手つかずの熱帯雨林の中に位置するオーロラ農園。その豊かな自然に配慮した農園経営に加え、多品種少量生産のマイクロロット生産にを今後の注力すべきポイントだと、オーナーのアルドさんは語ってくれました。オーロラ農園では試験農場を持っており、マラゴジッペや、パカマラ、SL28、ゲイシャなど品種を育て、ここコバンの地でそれぞれの品種に最適な生産方法について研究を行っています。そして、ほとんどの品種は既に試験段階を終え、実際にマイクロロットとしての収穫、販売が開始。それぞれの品種をさらに精製方法別に細分化、ロット分けを行い、ロースターからの様々な要望を実現可能なものにしています。すでに完成しているように思われるマイクロロット生産ですが、彼らはアップデートしていくことを決してやめません。常に生産方法を強化していくことを目指しています。そこで最も大切にしているのはロースターからのフィードバック。私たちにも積極的にフィードバックを求め、来期以降日本市場にマッチしたものを作ろうとする姿勢は頼もしい限りです。


オーロラ プロジェクト

オーロラ農園のオーナーであるアルドさんのビジョンは、経済的に自立し、ビジネスとしてコーヒー栽培ができる農家さんを育てること。そしてその教育を通して、コバンの土地から貧困をなくしていくことを目標に、日々農家さんの間を駆け回っています。このビジョンの達成に向け、彼は「AURORA STUDIO 」というプロジェクトをスタートしました。これはコーヒーの価格の中にプレミアムを含むというもので、このプレミアムを近隣農家さんにソーラーパネルや、燃焼効率の良いエコストーブ等を配布、設置するための資金に充てています。実際に今回の海ノ向こうコーヒーの買付により、30世帯の農家さんにソーラーパネルやエコストーブが設置されました。また2023年度はその支援に加え、コバンのコーヒー栽培をかつて引っ張ってきた、高齢者の生活支援にも充てられたそうです。ここまで具体的に買付によって起こったインパクトを教えてくれた農園は、中米ではこのオーロラ農園が初めてでした。農家さんとの連携がかなり密に取れていることが想像でき、アルドさんの強い熱意を感じています。